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はむはむエンジニアぶろぐ

このブログのコンセプトは"ハッキングの為なら愛する家族を傷つけることをいとわない" 自分にとってエンジニアリングは "手段ではなく生きる目的" である

【書評】DEEP WORK

書評

集中して自身のスキルを磨くことが大事だと改めて認識した。
ネットが発達した現代は、集中しにくくなってるし検索すれば、答えが転がっている。
そんな状況で、真の達人になれるのか。
深く集中し、自分の思考を鍛えることで、イノベーションに近づけると思う。

序章 偉大な仕事を成し遂げた人たちが知っていたこと

ディープ・ワークとは、認識能力を限界まで高め、極限まで集中した状態でなされる職業上の活動のこと。
新たな価値を生み、スキルを向上させる。
ディープ・ワークに伴う精神の緊張状態が能力の向上に必要。

歴史上の偉人たちは、ディープ・ワークにこだわりを持っていた。
しかし、現代の知的労働者はSNSやメールなどのネットワークツールにより、ディープ・ワークをしづらくなっている。
シャロー・ワークの割合が多く、注意散漫な状態では、中断なしに長時間思考するディープ・ワークを行うことはできない。

シャロー・ワークとは、あまり知的思考を必要としない補助的な仕事で注意散漫な状態でなされる事が多い。
新しい価値を産み出すものではなく、誰にでも容易に再現できる。

ネットワークツールにより、知的労働者はディープ・ワークをどんどんシャロー・ワークに割合を取られている。
価値を産み出す取り組みも断続的な中断により集中力と思考力を奪われている。

コンピュータのプログラムのような複雑なことを学ぶには、極度に集中しなければならない。
例えば、ネットワークツールを断つ、外部との連絡を断つ、なりふり構わず身振り手振りで覚える。
複雑なことを素早く身につけるには、ディープ・ワークが重要である。

第1章 生産性を劇的に上げるために必要なこと

これからの時代に必要な能力

  • 難しいことを素早く習得する能力
  • 高品質, 高速度の生産能力

難しいことを素早く習得できれば、業界をリードできる人材になれる。
しかし、持っている能力を具体的な結果に変えて、評価される必要はある。
ということは、何かを作り出す必要があるということである。

核になるのは、ディープ・ワークを実践できるかにかかっている。

成功するためには、特定の分野で能力を向上させるために、生涯にわたって入念な努力を積む必要がある。
特定のスキルに集中し続けることで、対応する回路を繰り返し燃焼させることになる。
それにより、スキルを強化的に強化させる。

反して、注意散漫だと複数の回路を同時に燃焼させることになり効率が悪い。

知的作業はまとめて中断することなく続ける

生産力を高めるためには、まとめてやることが大事。
難しい知的作業は、長時間中断することなくまとめて終わらせる。
成果を最大にする働き方=費やした時間 x 集中度 である。

マルチタスクは生産性を落とす

注意残余。
複数プロジェクトに属しているとマルチタスクになる。
タスクAからタスクBへの移る時に、注意が残余する。(コンテクストスイッチ)
それにより、生産性を落としてしまう。

メールの確認もマルチタスクになる。
最高の生産性を発揮するには、一つの仕事に全面的に集中すること。

第2章 注意力を奪うシャロー・ワークという存在

多忙なのは自分の価値を上手く示せていないから

知的作業は、短時間でも作業を中断されるとかなりの割合で完了が遅れる。
重要なものが明確になっていれば、拒否するものも明確になっている。
リソースの集中しどころを理解する必要がある。

第3章 ディープ・ワークの3つの利点

知的労働をメールやSNSに奪われないために

手作業を通じて自分を具体的に表現することの満足感は、人の心を穏やかにし安らぎをもたらす。
しかし、知的労働は目に見えないので明快さがない。

楽しいことに意識を向ければ、苦しみの中にも喜びを感じることができる

私達の頭脳は、「注意を向けるもの」にもとづいて世界観を構築する。
体の調子が悪いことに意識を集中すれば、気分は落ち込む。
そのなかでも食事に集中すれば、気分は高揚する。

何に集中させるかによって、前進する大きい力が生まれる。
この集中の選択が、気持ちのリセットにつながる。

脳がネガティブなものを無視し、ポジティブなものを満喫するように仕向ける。
意識をコントロールすることで、現実は変わっていないが、自分の世界を改善できる。

ディープ・ワークはフロー状態を産み出す

困難でやりがいがあることを成し遂げた時に起きる精神状態をフローと呼ぶ。
人は仕事をしていると幸せを感じ、リラックスをしていると幸せと感じにくい。
フロー体験が多ければ、人生の満足度は高くなる。
人間が最高の状態にあるのは、やりがいがあることに深く没頭しているときである。

ディープ・ワークは、フロー状態を産み出す最適な行動である。
ディープ・ワークにより人生を意義あるものにする。
出来る限りフロー状態になるよう、仕事を仕向ける。

第4章 集中して取り組むための戦略

ディープ・ワークを身につけるには、「ルーティン」と儀式である。

仕事スタイルに合わせてディープ・ワークを取り入れる

人によって、仕事のスタイルが違う。
自分の環境にあった取り入れ方を考えること。

優れたコメディアンになるには、毎日ジョークを書き習慣化する。
ディープ・ワークに取り掛かる簡単な方法は、一定の習慣にすることである。
自分で決めた時間は、必ずディープ・ワークに打ち込めるようにする。

儀式化で集中を乱すものを最小限に

儀式化することによって、ディープ・ワークへの抵抗が最小化される。
ディープ・ワークのための場所、時間帯、飲み物を固定化する。
集中している間は、ネットを禁止するなど、やるやらないを決めておくと集中を乱すものがなくなる。

「何を」と「どのように」を分ける

規律を作ること。

多くのことを成そうとするほど、実際には少ししかできない。
もっとも重要な目標に絞って実行すべきである。
シンプルであることが、リソースを集約し成果をもたらす。
大事なことに意識を集中し、その他の全てを締め出すこと。

最重要目標を決めたら、その成功を評価する必要がある。
最重要目標は、すぐに達成できないので評価が遅れてしまう。
コントロール可能なKPIを定めておき、最重要目標へ近づいていることを評価する。
たとえば、ディープ・ワークに注ぐ時間をKPIにする。

ディープ・ワークに注いだ時間をスコアリングし、その後の計画を立てる。
定期的に振り返りを行い、次回までにスコアを上げるための行動を約束する。

自分の脳に休息を与える

休みは悪癖ではなく、頭脳にとって不可欠なものである。
定期的に頭脳を開放して、あげること。

就業時間後は、翌朝まで仕事のことは考えない。
意識的に脳を休めさせることで、無意識的思考(直感力)が冴える。

1日にできるディープ・ワークの時間は限りがある。
夜間にする仕事は、価値が高いものにならないシャロー・ワークの可能性がある。
夕方以降の仕事を、延期してもチャンスを逃すことにならない。

第5章 雑念を取り払うトレーニング

ネット断ちは効果がない

ネットを完全にやめるのは難しい。
ネット(SNS)を使う時は、前もって予定を入れて、それ以外では使わない。
ネットを使わないと決めたオフラインの時間帯は、時間帯は自分の思考のみを頼りに戦う。

優先度の高いディープ・ワークを見極める

優先度の高いディープ・ワークを見極めること。
そのディープ・ワークの時間を見積もり、そこから大幅に削減した期限を自分に課す。
そして、それを公言する。
タイマーを目に見えるところに置いて、プレッシャをかけてもいい。

時間内に終える方法は、がむしゃらに働くことである。
連続した集中に耐えれる限り仕事に取り組む。

生産的に瞑想する

生産的な瞑想は、ディープ・ワークのトレーニングになる。
例えば、シャワーをあびている時に、一つの仕事上の問題に注意を集中させる。
一つの問題に深く専念することで、集中力と深く考える能力が身につく。

第6章 ソーシャルメディアから離れる

ネットワーク・ツールが集中力を細切れにしてしまう。
意思力には限りがあり、誘惑が多いほど集中力を乱してしまう。

ネットワーク・ツールは成功に欠かせないものであるが、使用時間に基準を設けて過度な使用を控えるべき。

ネットワーク・ツールは考えて選定する。
使用をやめてデメリットがなければ、利用をやめる。
ディープ・ワークの習慣を身につけるのであれば、他の熟練労働者と同じくらい注意深くツールを選定する。

80対20の法則を適応する

仕事と私生活で高い目標を掲げること。
もっとも重要なことに限定し高いレベルを目指す。
目標に対して、小さい目標を設定する。

自分の目標に対してネットワーク・ツールがプラスの影響を与えるか、マイナスの影響を与えるか、ほとんど影響がないかを考える。
十分なプラスの影響がないのであれば、利用をやめる。

例えば、目標を達成する上でフェイスブックに時間と注意力を使っていいといえるだけの重要性があるか?

80対20の法則とは、多くの場合、結果の80%は、考えられる原因のわずか20%から生まれる。
例えば、事業収益の80%は20%の顧客によってもたらされる。
この法則は人生の目標達成のも当てはまる。
人生の目標に有益な取り組みをリストアップして、そのうちの上位20%が目標達成の成否を左右する。

上位20%に集中すること。
どんな取り組みも限りある時間と注意力を消費する。
効果がないことに力を入れると、より効果があることに費やすことができた時間を奪うことになる。

第7章 シャロー・ワークを減らす

大半のビジネスで、シャロー・ワークを排除しても純利益に影響はないはず。
シャロー・ワークに疑念を持って対応すること。
シャロー・ワークは避けられないが、ディープ・ワークを活かすために制限しなくてはならない。

1日の予定を分刻みで立てる

無意識で過ごすと、1日を惰性で過ごしてしまう。
1日を分刻みのスケジュールにする。
分刻みのスケジュールは狂うことは往々にしてある。
大事なのは、やっている仕事に常に思慮深くあること。  

無駄なシャロー・ワークにノーという

シャロー・ワークの仕事を断り、積極的にシャロー・ワークを削減すること。